関西電力

次世代エネルギー関連株

【BPが日本洋上風力から一部撤退へ】丸紅連合から離脱検討 再エネ投資の逆風で日本市場に試練

英国石油大手BPが、丸紅主導で進める山形県遊佐町沖の洋上風力発電事業から撤退する方向で調整に入ったことが明らかになりました。事業は丸紅や関西電力、東京ガスなどがBPの持分を引き継ぐ形で継続される見通しですが、世界的エネルギー企業の撤退は日本の洋上風力市場に逆風となりそうです。背景には、建設資材価格や金利の上昇、インフレによる採算悪化があります。BPはJERAとの統合会社「JERA Nex bp」を通じて日本事業への関与は続ける方針とみられますが、三菱商事連合やエクイノールに続く撤退・縮小の動きは、海外勢の投資姿勢の慎重化を印象付けています。政府は2040年度までに風力発電比率を4~8%へ引き上げる目標を掲げていますが、事業環境の改善が進まなければ目標達成へのハードルは一段と高まる可能性があります。投資家は、丸紅など参画企業の追加負担や今後の制度見直しの行方に注目する必要がありそうです。
M&A・TOB・アクティビスト

関西電力にアクティビスト参入——エリオットが“資産売却→株主還元”を提案、株価は年初来高値を更新

米アクティビストのエリオット・マネジメントが関西電力(9503)株を4〜5%取得し、上位株主に浮上しました。エリオットは年1,500億円規模の資産売却と、2兆円超の売却候補(不動産や持分株)を試算し、非中核資産の売却を原資に配当を60円→100円超へ引き上げ、自社株買いを拡充するよう求めています。関電の低PBR(報道では0.7倍台)を是正しうる材料として市場は好感しました。報道直後、株価は一時+9.5%まで上昇し、終値でも+5.3%高。エリオットの要求と狙いは、・配当:60円→100円超への引き上げ、・自社株買い:実施・拡充・資産売却:毎年1500億円規模、累計で2兆円超の非中核資産(不動産・持分株など)を対象。関電のPBRは0.7倍台と指摘され、資産厚みとのギャップ解消(資本効率の改善)をテコに株主価値の最大化を図る狙いです。今後の動向について分析してみました。