経済安全保障

株式劇場

東電再建に「黄金株」浮上!政府関与強化で資本提携は新局面へ

東京電力ホールディングスは、再建に向けた資本提携戦略の一環として、日本政府が重要事項に拒否権を持つ「黄金株」の導入を検討しています。外資ファンドを含む複数の企業が出資に関心を示す中、原子力や送配電などの重要インフラを担う同社において、経済安全保障上のリスクを抑える狙いがあります。政府関与を維持しつつ資本を呼び込む枠組みとして注目される一方、外為法対応や経営の自由度への影響が課題となります。今後1年程度で提携スキームの詳細が固まる見通しで、東電の再建と企業価値の行方に投資家の関心が集まっています。
政治と株価

日本政府、「戦略17分野」で61技術を重点支援!AI・半導体などに官民投資加速、日本株の成長テーマ浮上

政府は、経済安全保障と成長力強化を目的とした「戦略17分野」の中から、優先的に支援する61の製品・技術を新たに選定する方針を固めた。AIロボット、半導体、小型無人航空機(ドローン)など、日本が国際競争力の強化を目指す分野に官民投資を集中させる。AIロボットでは2040年に世界シェア3割超、半導体では国内売上高40兆円規模への拡大を目標とする。政府は今春、投資額や開発戦略を盛り込んだ官民投資ロードマップを策定し、特に成長性の高い27分野を重点的に支援する方針だ。次世代産業への国家主導の投資拡大は、日本の産業競争力の強化や関連企業の成長期待を高める要因として注目されている。
次世代技術

ラピダスに官民出資2676億円!政府は「黄金株」で最先端半導体量産を後押しへ

ラピダスは、政府1000億円、民間32社1676億円の出資を受け、官民合計で約2676億円を調達しました。今後の追加出資を含めると出資総額は約4250億円に達する見通しです。政府は筆頭株主となりますが、議決権は11.5%に抑えつつ「黄金株」を保有し、経済安全保障上の統制を確保します。2ナノ半導体の27年度後半量産を目指す一方、総投資は7兆円超とされ、なお2兆円規模の資金確保が課題となります。
政治と株価

中国が三菱重工子会社等を輸出規制リストに追加!防衛関連株は一時急落――地政学リスクと受注の追い風をどう読むか

中国商務省が三菱重工業の子会社など日本の防衛関連企業を輸出規制リストに掲載し、軍民両用品目の輸出を即日禁止したことで、防衛関連株が下落しました。市場ではサプライチェーンへの影響やコスト増加を懸念する動きが広がっています。一方で、日本の防衛費増額という構造的な追い風は続いており、中長期的には需要拡大が見込まれます。今後は規制の範囲や代替調達の進展、利益率への影響が株価の方向性を左右する重要なポイントとなりそうです。
株式劇場

旭ダイヤモンド工業、株価急騰!日米投融資第1号案件(人工ダイヤ製造プロジェクト)で脚光

日本政府は、対米投融資第1号案件として米ジョージア州での人工ダイヤモンド製造プロジェクトを決定し、旭ダイヤモンド工業が製品購入に関心を示していることが明らかになりました。人工ダイヤは半導体の切断や自動車・電子部品の研磨に不可欠な重要物資であり、中国依存低減の観点からも戦略的意義が高いとされます。これを受け旭ダイヤ株は急伸し、将来的な調達リスクの分散や業績拡大への期待が高まっています。具体的な収益寄与は今後の協議次第ですが、経済安全保障関連銘柄として注目を集めています。
次世代エネルギー関連株

南鳥島沖「レアアース泥」揚泥成功で資源安全保障に追い風――関連銘柄が高騰か!?

内閣府が進める南鳥島沖のレアアース泥の試験掘削で、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の探査船「ちきゅう」が水深約6000メートルから泥を回収することに成功したと、松本洋平文部科学相がXで明らかにしました。本事業は戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環で、石油開発技術を応用し深海からの揚泥可否を検証するものです。水深6000メートルでの連続採鉱は世界的にも例が少なく、今後の資源確保や経済安全保障への波及が注目されます。
NTT

NTT法廃止論議が株価の行方を左右――経済安全保障と成長戦略の交差点に立つNTT

NTT法の廃止・見直しを巡る議論が、投資家の注目を集めています。1985年の民営化後に制定されたNTT法は、全国一律の固定電話提供義務や研究成果の開示、政府による株式3分の1以上の保有など、NTTに強い制約を課してきました。高市政権は経済安全保障やサイバー防衛の強化、次世代通信基盤「IOWN」構想の世界展開を背景に規制緩和を主張しています。一方、競合他社は独占再来や地方インフラ弱体化を懸念し反発しています。現時点では全面廃止ではなく段階的な見直しが有力視されており、政府株売却による短期的な株価変動リスクはあるものの、中長期では成長機会と捉える見方も強まっています。
次世代技術

東洋エンジニアリング、株価ストップ高!レアアース思惑とナイジェリア大型案件が株価を強力に押し上げ

東洋エンジニアリングの株価は、国産レアアース開発への期待や中国の輸出規制強化を背景に急騰し、ストップ高水準まで上昇しました。南鳥島沖での試掘開始や経済安全保障を重視する政策環境が、関連銘柄への資金流入を後押ししています。加えて、同社の独自技術がナイジェリアで計画される世界最大級の尿素肥料プラントに採用されたことも評価材料となりました。省エネ性と高効率を両立する技術力と豊富な実績が、中長期的な成長期待を高める一方、短期的には値動きの荒さへの警戒も必要とされています。
次世代技術

岡本硝子、PTSで株価急騰!「江戸っ子1号」で南鳥島レアアース開発の主役に浮上

岡本硝子は、南鳥島沖で実施される世界初のレアアース連続採掘試験において、深海探査機「江戸っ子1号」が環境モニタリング装置として採用されたことを受け、投資家の注目を集めています。南鳥島周辺には世界需要の数百年分に相当するレアアースが眠るとされ、日本の経済安全保障に直結する国家的プロジェクトです。同社の強みは、採掘そのものではなく、国際的に不可欠となる環境データ取得技術を握る点にあります。足元では赤字が続くものの、深海関連技術に加え、半導体向け放熱基板事業の成長も期待されており、市場は中長期の成長可能性を織り込んで評価しています。
株式劇場

双日、中国依存に風穴 レアアース戦略が示す「経済安全保障銘柄」としての存在感

双日は、地政学リスクが高まる中で「経済安全保障」を成長機会と捉え、レアアース分野で独自の地位を築いています。EVや再生可能エネルギーに不可欠なレアアースは、中国依存という構造的リスクを抱えてきましたが、双日は早くから対策を進めてきました。2011年にはJOGMECとともに豪ライナス社へ出資し、軽希土類で日本需要の約3割を安定確保。さらに2023年の追加出資を経て、2025年には中国以外では初となる豪州からの重希土類輸入を開始しました。業績面でも2026年3月期は増益見通しで、累進配当による増配や自社株買いなど株主還元も積極的です。双日は国家レベルのサプライチェーン構築を担う存在として、中長期での投資妙味を高めています。