積層セラミックコンデンサ

半導体関連銘柄

なぜ、TDKと太陽誘電は協業するのか? ――AIサーバーの電源を支える次世代部品で、日本の電子部品大手が開発力を結集

TDKと太陽誘電は2026年9月29日、MLCCやインダクタを中心とする電子部品の共同開発について、業務提携の検討を始める基本合意書を締結しました。AIサーバーでは半導体の高性能化と消費電力の増大に伴い、電源を安定させる小型・大容量・高信頼性の部品が求められています。両社は製造・調達での連携や将来の資本提携も協議し、開発の迅速化と安定供給を目指します。ただし、共同製品や役割分担、出資の条件は未決定です。投資家は今後、具体的な製品、量産時期、顧客採用、開発・設備投資の負担、利益への寄与を見極める必要があります。経済安全保障推進法に基づく共同申請も検討事項であり、現時点で支援が決まったわけではありません。
株式劇場

村田製作所、自社株買い「まだ1株も買えず」AI特需で株価急騰、押し目待ちの状況か

村田製作所(6981)は6月5日、自社株買いの取得状況を公表し、5月11日から31日までの取得実績が「0株」「0円」だったことを明らかにした。同社は4月末に最大7500万株(発行済み株式の4.12%)、総額1500億円の大型自社株買いを決議しているが、足元では株価急騰を受けて買い付けを見送っている可能性がある。背景には、AIサーバー向け需要の急拡大がある。主力の積層セラミックコンデンサー(MLCC)の受注残高は前年比約90%増となり、AI関連売上も大幅成長が見込まれている。市場では同社を「スマホ関連」から「AI関連」銘柄として再評価しており、株価は年初来で大幅上昇。取得期間は2027年1月末まで残されており、投資家は今後の自社株買い開始時期に注目している。