株式劇場 日経平均、株主還元に焦点を当てた新指数「日経平均株主還元株40」を公表
日本経済新聞社は2025年10月29日、株主還元に積極的な企業を選定した新たな株価指数「日経平均株主還元株40指数」を発表しました。本指数は、日経平均株価(225銘柄)を母集団とし、自社株買いの実施状況や配当利回りなど株主還元の実績に基づいて40銘柄を選定したものです。「日経平均株主還元株40指数」(以下、株主還元40)は、株主への利益還元姿勢を重視する企業群の動向を可視化することを目的として新設されました。株主還元の強化は、コーポレートガバナンス改革の柱の一つであり、特に近年は自社株買いや増配を通じた資本効率の改善が企業価値向上の鍵となっています。本指数の算出開始は2025年11月4日を予定しており、日経平均株価やTOPIXなど既存の主要指数と併用することで、日本株市場の新たな投資指標としての役割が期待されています。・エネルギー関連:INPEX、ENEOSホールディングス・総合商社:三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅・自動車:トヨタ自動車、SUBARU、日産自動車・電機・精密機器:キヤノン、ヤマハ、村田製作所、デンソー・金融:三井住友FG、三菱UFJFG・その他:花王、清水建設、ブリヂストン、オークマ、アマダ、NIPPON EXPRESSホールディングス など