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株式劇場

日清食品の株価が急落!復活のカギは“海外事業”にあり?株の買い時について考えてみる

日清食品ホールディングス株式会社(にっしんしょくひん)の株が、NISAの成長投資枠の買付ランキングで上位に上がってきております。「なぜ個人投資家がこの企業の株を買っているのか?」というと、株価が大きく下落してきており、買いやすくなってきたため「逆張り」の発想で買っている方が多いのではないでしょうか。日清食品の株価は、2023年末には過去最高値となる5,200円台を記録しましたが、その後は下落を続け、現在は2,800円前後と半年でほぼ半値になっていますから。日清食品は、業績そのものは大きく崩れていないものの、成長の柱だった海外事業が失速しています。特に売上規模が最も大きいアメリカでは、利益が前年同期の半分以下に。物流費などコスト増も重なり、それが日清食品の株価下落の要因だと思われます。一方で、新たな成長の柱として期待されているのが、健康志向の商品「完全メシ」シリーズ。栄養バランスの良さと手軽さで日本国内で人気を集め、今後はアメリカ市場への本格展開も予定されています。現在不調となっている海外でヒットすれば業績回復への布石となる可能性も出てきます。中期計画では2030年に売上1兆円を目標に掲げており、実現には海外事業の再成長が欠かせません。株価指標を見ると、現在のPBRは1.7倍、PERは約15倍。数値上は割安ですが、「海外事業が再び成長軌道に乗るかどうか」が最大のポイントです。安易に飛びつくのは危険かもしれません。海外事業の回復が見えるまでは慎重な姿勢が望ましいと私は思います。