食品・飲料業界株 なぜ壱番屋の株価がPTSで急騰したのか?――深夜料金7%とトッピング値上げで利益率改善期待、ただし「別材料」への思惑には注意
壱番屋株は8月28日の夜間PTSで、東証終値941円から1,091円へ15.94%上昇し、ストップ高相当の水準まで買われました。材料視されたのは、9月1日からの午後10時~翌午前5時の注文に対する7%の深夜料金と、トッピング12種類の平均17%値上げです。増収ながら減益となっていた同社に対し、価格転嫁による利益率改善期待が高まりました。ただし、発表は午前10時で、東証では前日比安で終了しています。PTSの薄い流動性や注文の偏り、信用売り残の多さを背景とする需給要因が上昇を増幅した可能性があります。TOBなどの追加材料は確認されておらず、翌営業日の出来高、値上げ後の客数・客単価、今後の利益率を見極める必要があります。