不動産ファンド

三井物産

なぜかんぽ生命保険の株価が上昇に転じたのか? ――三井物産との不動産ファンド倍増とAI投資で高まる収益改革への期待

かんぽ生命保険の株価上昇には、三井物産との共同出資会社を通じて運用する不動産ファンドを、約2000億円から約4000億円へ倍増させる方針が影響しています。保有契約件数が5年間で約2割減少するなか、インフレ耐性や安定収入が期待できる不動産を増やし、約58兆円の資産から得る収益を高める狙いです。2027年3月期第1四半期は資産運用収益が前年同期比44.1%増え、経常利益も2.8%増加しました。さらに、2028年度までにAI・デジタル分野へ約900億円を投じ、営業力の再建を目指します。増配や自己株式消却も評価材料ですが、今後は不動産投資の収益性、保有契約の底打ち、AI投資の成果が焦点となります。