三菱地所

不動産株

不動産大手の2027年3月期第1四半期決算が出揃う 三菱地所が大幅増収増益、ヒューリックも急成長

不動産大手5社の2027年3月期第1四半期決算では、売上高首位を三井不動産が維持したものの、前年同期の大型案件の反動で減収減益となりました。三菱地所は売上高39.4%増、営業利益94.3%増と突出した成長を記録し、住友不動産は約36.6%の高い営業利益率を確保しました。東急不動産HDは小幅減収ながら2桁増益、野村不動産HDは減収減益となり、下期の物件売却や住宅引き渡しが焦点です。12月期のヒューリックと東京建物も営業増益を達成しました。今後は、東京都心の賃料動向、金利上昇と建設費高騰、通期計画の進捗、資産売却や自社株買いを通じた資本効率の改善が、不動産株を評価する重要な材料となります。
三菱グループ

【三菱地所 決算】4~6月期純利益は3倍で過去最高!海外大型物件の売却が寄与、通期最高益へ好発進

三菱地所の2027年3月期第1四半期は、営業収益が前年同期比39.4%増の4,976億円、営業利益が94.3%増の1,212億円、純利益が約3倍の954億円となり、いずれも好調でした。ロンドンやシドニーの大型オフィス売却が寄与し、海外事業の営業利益は約6.8倍に拡大。国内物件の売却に加え、丸の内の賃料増額や住宅販売も利益を押し上げました。経常利益は市場予想を51.7%上回り、通期計画に対する進捗率も36.7%と高水準です。会社は純利益2,350億円の通期予想を据え置き、年間49円の配当と500億円の自社株買いを計画しています。一方、増益の多くは物件や政策保有株式の売却益によるため、今後は賃貸収益の持続的な成長や金利負担の動向が焦点となります。