M&A・TOB・アクティビスト 三菱ロジスネクスト、まさかのディスカウントTOBで株価暴落! 〜市場が動揺する理由と投資家が注視すべき点〜
フォークリフト大手の三菱ロジスネクスト(7105)が9月30日、、日本産業パートナーズ(JIP)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れると発表しました。市場が注目したのは「ディスカウントTOB」という点です。買付価格は、なんと1株1,537円。直近株価の1,815円を大きく下回り、株主にとっては期待外れの条件となりました。この発表を受けて10月1日、三菱ロジスネクストの株価は大暴落しました。通常、TOBは市場株価にプレミアム(上乗せ)をつけて実施されることが多く、株主にとっては「高値で売却できるチャンス」と受け止められます。しかし今回は逆にディスカウント。市場からは「なぜ低い価格での買付けなのか」との疑問や失望の声が上がっています。背景には、三菱重工の資本政策があります。同社はフォークリフト事業よりも原子力、防衛、データセンターといった成長分野への投資を優先しており、子会社株式の売却は既定路線でした。ファンドとの交渉で高値を引き出せなかった結果、最終的に“売却ありき”の形でディスカウント条件を受け入れざるを得なかったとみられます。