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株式劇場

なぜ第一稀元素化学工業の株価が急騰したのか?――国産ハフニウム製造技術の確立で「AI半導体・経済安全保障」関連株として脚光

第一稀元素化学工業の株価は8月26日、前日比500円高の2,591円とストップ高で取引を終え、東証プライム市場の値上がり率首位となりました。直接の材料は、AIデータセンター向け半導体や航空宇宙分野で使われる重要レアメタル「ハフニウム」の国内製造技術を確立したとの発表です。同社は2026年内にサンプル提供を始め、2028年の量産化を目指します。既存のジルコニウム中間体からハフニウムを分離するため、新事業の創出に加えて主力製品の高純度化も期待されます。AI半導体と重要鉱物の国産化という二つの有力テーマが買いを呼びましたが、生産能力や投資額、顧客、収益貢献は未公表であり、今後は顧客認証と量産計画の進捗が焦点です。
次世代エネルギー関連株

東邦亜鉛、鉛製錬の副産物からレアアース回収へ――安中製錬所再編が事業再生の新たな柱となるか

東邦亜鉛は、群馬県の安中製錬所で鉛生産後の副産物からレアアースとレアメタルを回収する事業を検討します。レアメタルは2029年度をめどに事業化し、レアアースも将来の商業生産を目指します。イットリウム、ネオジム、ランタンなどの生産が想定され、中国への依存度が高い重要鉱物の国内供給網を補完する可能性があります。一方、鉛鉱石中の含有濃度が低く、不純物の分離・精製にコストを要する点が課題です。既存設備と製錬技術を活用して投資負担を抑え、複数の有価金属を高純度で回収できるかが採算確保の鍵となります。亜鉛製錬終了後の安中製錬所再編と事業再生を結ぶ案件であり、生産規模、設備投資額、販売先、利益貢献の具体化が今後の焦点です。