株式劇場 なぜ、サンリオは好決算でも株価急落したのか――過去最高益の裏で市場が警戒した「期待値」と成長鈍化
サンリオ株は8月12日、一時前営業日比約20%安の1,163円まで急落しました。2026年4~6月期は売上高520億円、営業利益224億円と第1四半期の過去最高を更新したものの、営業利益は市場予想の232億~234億円前後に届きませんでした。前年同期に88%増だった営業増益率が11%増へ鈍化したほか、マーケティング費用や販管費の増加により北米とアジアが営業減益となった点も警戒されました。株価は決算前に急上昇し、約9カ月ぶりの高値を付けていたため、好材料が出尽くしたとの見方から利益確定売りが集中しました。一方、日本、欧州、ライセンス事業は好調で、通期計画の進捗もおおむね会社想定線です。今回の下落は業績悪化というより、高過ぎた市場期待の反動と考えられます。