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メタプラネット、遂に 企業価値が保有ビットコインを下回る

本日2025年10月14日、株式会社メタプラネット(以下、メタプラ)の株価が急落。企業価値が、同社が保有するビットコイン(BTC)の評価額を下回りました。デジタル資産を中核とする「トレジャリー企業」として注目されてきたメタプラですが、ここにきて投資家の関心がやや冷え込みを見せています。10月14日の東京株式市場では、メタプラ株が前日比67円安(-12.18%)の483円で取引されました。これにより、同社の企業価値を示す指標「mNAV(market Net Asset Value)」が0.99まで低下し、ついに重要な節目である「1」を下回る結果となりました。mNAVとは、企業が保有するビットコインの時価と株式時価総額を比較して算出される指標です。1を上回る場合は、株価が保有資産価値に対してプレミアム(割高)で取引されていることを意味します。一方で1を下回ると、株価が資産価値を下回りディスカウント(割安)で評価されている状態を示します。この変化は、メタプラを「日本版マイクロストラテジー」として位置づけてきた投資家にとって重要なシグナルとなります。市場が同社の保有ビットコインに対して慎重な姿勢を取り始めていることがうかがえます。