株式劇場 オリエンタルランド株、反発基調へ — 新エリア効果と単価上昇が業績を押し上げ
株式会社オリエンタルランド(4661)の株価は2024年以降下落基調が続いており、たびたび投資家に心配されてきましたが、足元では反発に転じています。2024年初頭には一時5,700円前後をつけたものの、その後は3,000円を割り込む水準まで調整。しかし、直近では3,700円前後まで回復しており、市場では「底を打った」との見方が強まりつつあります。背景には決算の好調さと来園者数・客単価の伸びがある、と言えそうです。7月30日に発表された2025年3月期第1四半期決算では、売上高が前年同期比10%増の1,600億円、営業利益が16%増の387億円と、市場予想を上回りました。特に四半期ベースで過去最高益を記録した点が投資家にサプライズとなり、株価上昇の直接的な要因となりました。業績を支えたのは、新エリア「ファンタジースプリングス」(東京ディズニーシー)が通期で稼働した効果です。外国人観光客比率は入園者全体の15%を超え、当初予想を上回る水準。特に訪日客は「ディズニープレミアアクセス(有料ファストパス)」の利用意欲が強く、単価押し上げに寄与しました。また、チケットのダイナミックプライシングやショーの有料化といった施策も奏功し、顧客単価は右肩上がり。入園者数を無理に増やさず、少人数でも高収益を実現するモデルへの転換が進んでいます。