テクセンドフォトマスク上場

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テクセンドフォトマスク、本日上場!初値は公開価格比+19%の3,570円、需給良好で好発進

本日(2025年10月16日)、テクセンドフォトマスク<429A>が東京証券取引所プライム市場に新規上場(IPO)しました。初値は3,570円と公開価格(3,000円)を19.0%上回りました。公開株式数は52,203,500株と大型で、公開規模の大きさが懸念されていたものの、前日に新規上場したライオン事務器の好スタートや、当日のSOX指数上昇といった外部環境の追い風もあり、想定どおりの堅調な初値形成となりました。グローバル投資家ではカタール投資庁(QIA)などがIPOに参加し、需給面の下支えとなりました。同社はTOPPANホールディングス<7911>傘下のフォトマスクメーカーを前身とし、2022年4月にトッパンHDとインテグラルの合弁で事業開始、今回の上場で独立性を高めました。フォトマスクは半導体製造のリソグラフィ工程で用いられる“原版”で、最先端のEUVフォトマスクにも取り組んでいます。市場は内製・外販に大別され、同社は外販市場で高い世界シェアを確保しており、AI・5G・IoTなどのメガトレンドを追い風に中期的な成長が見込まれます。
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テクセンドフォトマスク、10月16日 上場 ― 半導体フォトマスク世界首位、AI時代を支える成長企業 ―

半導体フォトマスクの世界大手であるテクセンドフォトマスク株式会社が、2025年10月16日に東京証券取引所プライム市場へ上場します。公開価格は仮条件上限の1株3000円に決定し、オーバーアロットメント分を含めたIPO規模は約1566億円と、今年2番目の大型上場案件となります。テクセンドフォトマスクは、TOPPANホールディングスのフォトマスク事業を母体として、2022年に分社・独立しました。フォトマスクとは、半導体ウエハーに微細な回路を転写する際の原版となる重要な製造素材です。同社はこの分野で世界シェア約4割を占め、外販市場において世界首位の地位を築いています。独立によって経営判断のスピードが高まり、AI、データセンター、自動運転などの成長分野に柔軟に対応できる体制が整いました。今後は、上場によって調達した資金をもとに、最先端EUV(極端紫外線)露光装置向けフォトマスクの開発・量産体制を強化する方針です。