シクリカルバリュー株

住友グループ

なぜ住友化学の株価は上昇に転じたのか?――第1四半期の大幅黒字転換と割安株見直し、石化市況改善が追い風

住友化学株は8月21日、前日比7.18%高の559.8円まで上昇し、東証プライム値上がり率2位となりました。背景には、2027年3月期第1四半期の売上収益が前年同期比9.9%増、営業利益が約2.4倍となり、最終損益も407億円超の黒字へ転換したことがあります。石油化学関連部門の採算改善や農薬事業の好調により、通期純利益計画に対する進捗率は約58%に達しました。PBR約0.84倍の割安感、目標株価引き上げ、有利子負債の減少や増配計画も買い材料です。ただし、市況改善や在庫評価差益への依存、為替変動、高い負債水準、マイナスのフリー・キャッシュ・フローには注意が必要です。今後は利益回復の持続性と通期予想の上方修正が焦点となります。