サプライチェーン

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三菱ケミカル・三井化学、ナフサ危機に対応 ――中東依存からの脱却が株価回復の鍵に

三菱ケミカルや三井化学は、ホルムズ海峡の混乱によるナフサ供給不安を受け、中東以外からの調達を進めています。三井化学は米国やアフリカからの供給確保にめどをつけ、三菱ケミカルも割高ながらスポット調達を開始しました。供給網維持には寄与する一方、調達競争の激化や輸送遅延、原料高による収益圧迫が懸念されています。短期的にはコスト増が重しとなるものの、調達多様化は中長期的なリスク耐性強化につながる可能性があり、投資家は各社の価格転嫁力と供給戦略に注目しています。
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三菱マテリアル株価急騰!日米資源連携が追い風 “都市鉱山”戦略にも注目

三菱マテリアルは3月18日、日米によるレアアースやリチウムなど重要鉱物の共同開発報道を受けて株価が急騰しました。同社は米国内プロジェクトへの参画が見込まれ、業績拡大への期待が高まっています。中国依存の低減と供給網強化という政策テーマも追い風となり、投資資金が流入しました。また、電子機器廃材から金属を回収する「都市鉱山」事業への転換も注目されており、中長期の収益力向上が期待されています。今後は成長戦略の実行力が評価の鍵となりそうです。
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双日、中国依存に風穴 レアアース戦略が示す「経済安全保障銘柄」としての存在感

双日は、地政学リスクが高まる中で「経済安全保障」を成長機会と捉え、レアアース分野で独自の地位を築いています。EVや再生可能エネルギーに不可欠なレアアースは、中国依存という構造的リスクを抱えてきましたが、双日は早くから対策を進めてきました。2011年にはJOGMECとともに豪ライナス社へ出資し、軽希土類で日本需要の約3割を安定確保。さらに2023年の追加出資を経て、2025年には中国以外では初となる豪州からの重希土類輸入を開始しました。業績面でも2026年3月期は増益見通しで、累進配当による増配や自社株買いなど株主還元も積極的です。双日は国家レベルのサプライチェーン構築を担う存在として、中長期での投資妙味を高めています。