政治と株価 自民党 高市新総裁の「サナエノミクス」は「アベノミクス」路線復活か!?その違いとは・・・
自民党総裁選は10月4日開票で高市早苗氏が勝利し、同氏は日本初の女性首相に就任する見通しです。高市氏は安倍元首相の系譜と評され、安倍政権の経済路線(いわゆる「アベノミクス」)に親和的で、積極財政・成長投資・緩和的金融に前向きとみられます。就任直後の市場では「利上げペース鈍化観測⇄円安バイアス」という思惑が意識され得ます。短期的にはイベントドリブンでリスクオンが想定されますが、中期以降は「国策テーマの選別」と「金利・為替の帰趨」をにらんだ運用が鍵になるでしょう。高市新総裁の誕生で注目される政策「サナエノミクス」。日本株にとって方向性としてはポジティブですが、アベノミクスの時のような「全面高」よりも「国策テーマの選別が進む相場観」となる可能性が高いと思われます。