政治と株価 なぜ、日銀が利上げを発表したのにメガバンクの株価が下がったのか?――「材料出尽くし」と反対2票、追加利上げをめぐる思惑を解説
日銀は9月18日、政策金利を1.00%程度から1.25%程度へ引き上げました。一般に利上げは銀行の貸出利ざや改善につながりますが、今回の0.25%利上げは市場でほぼ確実視され、メガバンク株には事前に織り込まれていました。このため発表後は材料出尽くし感から利益確定売りが膨らみました。また、政策委員9人のうち2人が利上げに反対したことで、今後の日銀が追加利上げに慎重になるとの見方も浮上しました。利上げ後に円安が進んだことも、市場が決定を想定以上にタカ派とは評価しなかったことを示しています。今後は次回利上げの時期に加え、国内貸出利ざや、預金金利、貸出需要、保有債券の損益、信用コストがメガバンク株を左右します。