最近では日経平均株価が上昇してきました。
金曜には4万円を突破して週末へと。
4月のトランプ関税ショック時の暴落からの回復は非常に早かったですよね。
今振り返ってみると、「あの暴落時に買っておけば…」と後悔している投資家も多いのではないでしょうか?
しかし、「今年の夏、再び日本企業の株価が暴落する可能性があるかも」と私は考えています。
予想される要因は二つ。
一つは、トランプ関税交渉で日本が失敗する可能性があること。
4月以降、世界的には、「トランプは高い関税をちらつかせつつも、実際にはディールに使っているだけで、低めの関税で落ち着くのではないか」と考える方が増えてきたと思います。株価が急速に回復してきたのも、その影響かと。
実際に、世界では高関税を免れた国も多い。
一方、日本では、このまま高関税が発動する可能性が出てきたようにも感じられる今日この頃。
赤沢大臣が何度も何度も米国にお願いしていっていますが、事態が好転する兆しが見えません。
トランプ大統領のSNSでの言動を見ていても、日本が米国の商品を買わないことを批判するなど、打開策が見えてこない。
そして、まもなく7月9日には相互関税停止期限が迫り、
高い関税の発動タイミングを迎えます。
意外にもこのまま発動してしまうのでは….?
遅くとも8月からは発動するでしょう。
要因のもう一つは、今年の夏の参院選で自民党が大敗する可能性が高まってきたこと。
7月20日に投開票を迎える参議院選挙。
ここ数年、自民党を始めとした与党に対し、国民は不満を持っていたものの、ギリギリ許容している状態だったと思います。しかし、物価上昇や、政府が減税をしようともしないこと、一方、海外にはばら撒きをしていること、などなどの姿勢が続く中、ついに国民の堪忍袋の緒が切れそう…という状態になっているのではないでしょうか?
先日の都議会選挙では、参政党の躍進が目立ちました。このような新興勢力は自民党の問題点を的確に指摘しいます。こうした勢力の台頭によって、国民が今の与党の問題点に気づきやすくなってきた、という土壌もあると思います。
実際、参政党は全国に候補者を立てており、完全に自民党に不満を持つ有権者の受け皿を用意しています。
参院選の結果として、自民党が大敗すれば、政局不安へとつながります。そして、その政局不安は、一時的には株価の暴落要因となります。
ということで、以上の二つの想定される要因から、今年の夏、日本企業の株価が暴落する可能性がある、と私は予想している次第。
ちょうど一年前の昨年2024年8月にも歴史的な株価大暴落がありましたよね。それが再び!?
米国の利下げへの動きなどもあり、円高へと振れる可能性もありますから、これも輸出企業を中心に株安の要因となりえますよね。
これは、投資家にとっては、絶好の買い場とも言えます。
4月の暴落時に買えなかった投資家で、二番底を待ったものの逃していた方々も多かったと思いますが、今回の可能性を見極めて、虎視眈々と待ってみるのも良いかもしれません。
私自身、4月に買えたのですが、量が少なかったので、今回にしっかり備えたいと思っております。
コメント