日本を代表する自動車メーカー「日産自動車株式会社(NISSAN)」が4月24日、2025年3月期の連結決算について発表し、世間をザワつかせています。最終赤字が最大7500億円に達する見通しだというのです。この赤字額は過去最大。2月時点では、800億の赤字予想でしたから、大幅に膨らんでしまっていますね。。世界的な販売不振、さらには、リストラ策の費用が嵩んだことも大きく影響しているようです。
そして、我々株主にとって最もショッキングだったのは、配当金が0円(無配)であると発表されたこと。当初、未定とされており、前期は15円でしたが、遂に無配へと転落です。
日産株といえば、昨年の秋に造船太郎(ぞうせんたろう)氏が日産株を大量保有したことで話題になりました。造船太郎氏といえば、昨年の夏に「MEGA BIG」大金を手にしたことで知名度を上げた学生でもあり、「何か勝算があるのではないか」との憶測も広がりましたよね。当時、私も試しに買ってみまして、権利確定日までは保有していたのです。当時、日産の株価は大幅に下落していましたから、予想配当利回りも高配当になっていたので、お得感も感じていました。一方で、その後次々に報道される日産のニュースを見るたび、「配当すら払えないのでは?」との懸念も広がりましたので、私自身は、買値よりも株価が上がった際に利確し、売り抜けました。
私のように配当をメインとして株を保有するスタイルの株主にとって、日産のような状態の企業は向いていないですよね。
日産も一時はホンダとの経営統合の話が上がったりして、明るい兆しも見えかけていましたが、その後頓挫。私が子供の頃には日産全盛期でしたから、良いイメージの日産をたくさん知っています。是非、復活してほしいと思いつつ、当面は株を保有せずに静観したいと思います。
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