11月26日(火)、本日の東京株式市場は大変でしたね(汗
米国のトランプ次期大統領が中国、メキシコ、カナダに対する関税に言及。中国からのほぼ全ての輸入品に対して追加で10%、カナダやメキシコについても大統領就任初日に25%の追加関税を課すことを明らかにしたのです。これを受けて多くの日本企業の株価が影響を受けて下落。私が保有する三菱商事も大打撃を受けて冷や汗をかきました(汗。貿易に絡んでいると、やはり影響を受けますよね。
最近、なにかと話題の多い日本の大手自動車メーカー・日産自動車株式会社(NISSAN)も大きく影響を受けました。後場ですこし戻したものの、終値 392.1円。前日比 -14.8円(-3.64%)。せっかく旧村上ファンドの登場で株価が持ち直しつつあったのですが、大幅下落ですね。
本日の日産の暴落の要因も、やはり米国 トランプ次期大統領の関税に関する発言の影響が大きいと思われます。
なにしろ、日産のメキシコ生産数量比率は21.4%もあります。このメキシコからアメリカへの輸出に対して25%の追加関税を課すことに言及したわけですから、日産にとって大打撃です。
日産は、ただでさえ北米での販売不振で打撃を受けている上に、メキシコからの輸出にハードルが高くなるわけですから大変ですよね。
なお、他の日本自動車メーカーもメキシコ生産数量比率は高く、マツダは27.8%もあります。
ホンダ 4.8%、トヨタ 2.9%。ホンダはメキシコは少なめなものの、カナダ比率は高め。カナダもトランプ氏が追加関税を発表した国です。
米国関税対策としては、米国内に工場を作るのが良いのですかね?
なお、GM(ゼネラルモーターズ)やフォードなどの米国の自動車メーカーもメキシコで多くの割合で生産しております。メキシコでの生産車の北米向け輸出比率はGM 70%、フォード90%。ほとんどが米国向け輸出なのです。メキシコで作って米国で売る、という構図。トランプ氏の関税表明で、GMの株価は9%下落、フォード3%下落と大いに影響を受けております。今後、工場の米国本土回帰の動きが出てくるのでしょうか。
日産をはじめ、自動車メーカーは日本経済を牽引してきた企業が多いので、頑張ってほしいところですが。このピンチをどう乗り越えれば良いのか、動向をウォッチしていきたいと思います。
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