大手自動車メーカー・日産自動車株式会社(NISSAN)が本日11月4日(月・祝)、大きな発表を行いました。三菱グループの大手総合商社 三菱商事と自動運転やEV(電気自動車)のバッテリーの活用などで連携強化し、て合弁会社を設立する方向で調整を進めているのだそうです。日産は以前からホンダ・三菱と提携してEVの推進を志向しておりましたし、自動運転を活用しての有料送客サービスを目指しておりました。三菱商事もAI(人工知能)を活用した最適ルート提供システムの事業化を進めておりましたから、両社の方向性がマッチしているのでしょう。
また、EVのバッテリーの蓄電機能を活用して、貯めた再生可能エネルギーの電力を自宅で活かしたり、電力会社に売電する事業も模索していくとのこと。昨日のNTTの記事でもお伝えしましたが、 電力をいかに有効活用するか、ということは多くの企業にとって今後の軸となるテーマの1つと言えそうですね。
日産株といえば、造船太郎氏が11月1日(金)に再び買い戻したことで話題になりました。その直後の3連休中に、このようなプラス情報の発信があるとは…造船太郎氏には先見の明があったと言えるのかもしれません。本日は祝日で東京株式市場はお休みですが、明日11月5日(火)は、日産の株価が楽しみです。私自身、日産の今後には期待しておりました。なにしろ、子供時代の頃(昭和時代)には、スカイラインやサニーなどの人気車種を生み出す人気メーカーで輝かしい想い出もありますし。ただ、これほど早く良い報道があるとは想定しておらず、9月末に一旦利確した後は静観しておりました(汗。まあ、日産の業績はまだまだので、私は本格上昇が見込めるタイミングまでは静観し、その後に動きを決めていこうと思っています。
いずれにしても、日産と三菱商事の連携は、日本の自動車産業にとって良い展開ですので、今後の展開に注目していきたいと思います。
日産は現状、PBRが約0.2になっておりますが、こうして復活の兆しが見えてきたことは嬉しい限りです。まだ兆しの段階ではありますが。。想定為替レートも、一時はズレが指摘されておりましたが、最近では、為替(ドル円)が、ちょうど日産の想定レートと同じくらいになってきており、これも追い風ではないでしょうか。
あとは「今後、EV車がどこまで伸びていくか」がポイントでしょうね。EVはガソリン車の次のメジャーな車種になると期待されてきましたが、先行き不透明な点もあります。スウェーデンのボルボは、2030年までに販売車をすべてEVにする計画を一旦白紙に戻していますし、ドイツのフォルクスワーゲンも工場閉鎖を検討しています。中国ではEVが大量に生産されたものの、想定よりは売れずに在庫が廃棄されていることも話題になっていますし。EVは将来性のある楽しみな自動車でありますが、新しい技術でもあり、今後の展開に注目していきたいと思います。
私が昨年の6月、ベルギーのブリュッセルに行った際、駅に大きな日産「e-POWER」の掲示があり、嬉しかったのを覚えています。EVとガソリン車の良いところを兼ね備えたハイブリッドシステム。このような折衷案も有効かもしれません。
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