アメリカのトランプ大統領の関税政策により大混乱が起きている世界の株式市場。
三菱HCキャピタルの株価は、そのような混乱の中でも、1株 1,000円を割らずに耐えていましたが、昨日4月4日、遂に 1,000円を割ってしまいました。終値 961.2円。前日比 -41.3円(-4.12%)の大幅な下落。さらに、後場終了後に発表された、中国の報復関税の報道を受けて、PTSはさらに下落。930円まで下げています。
世界総悲観ムードに押されての値動きかと思いますが、ここで一歩引いて冷静に考えてみましょう。
三菱HCキャピタルの事業って、アメリカの関税はほとんど関係ないですよね。
日本からアメリカへの輸出品のほとんどは自動車ですし。
そう考えれば、株価が下がればお得に買える、という認識で良いような気がします。
高配当で累進増配していることでも著名な同社の株。私は買い増ししていこうと思っています。
三菱HCキャピタルの株主でもある私。
ここであらためて、昨年いただいた株主通信に掲載されていた「セグメント概況」の図を見てみましょう。

三菱HCキャピタル セグメント概況/2024年12月12日. 撮影:STOCK EXPRESS編集部 (Photographer: SHUN)
「海外地域」というジャンルが何なのか、が気になるところですが。
アメリカでの事業は、トラックファイナンス、コマーシャルファイナンス、設備ファイナンスなどのファイナンス事業がメイン。中古機器売買もあるので、もう少し詳細を調べてみます。
それから、三菱HCキャピタルのようなリース業界は、リース契約している案件でのストック収入が毎月入るので、今回のような不況に強い点も魅力。狼狽売りせずに、落ちきったところで安値で買い増しするのが賢い選択かと思います。
ただ、景気後退が長期化すると、リース先の需要が減る影響は出てくるかもしれません。物流量が減ればコンテナの需要も減るなどの。なので、今回のトランプ関税ショックによる景気後退が長引かないことを祈りたいところです。
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