11月26日(火)朝、前場開始とともに、三菱グループの大手総合商社「三菱商事株式会社」の株価が暴落。前日から60円程下落(- 2%以上)し2,500円台に。今年の5月以降、ずっと右肩下がりとなっている三菱商事株ですが、さらに… 私が11月18日の記事(三菱商事の株価、いくらで下げ止まるのか)で書いたように、やはり2,500円くらいまでは落ちるような気がします。まだまだ”落ちている途中のナイフ”なのでしょうね。
今朝の暴落の要因については、やはり、米国のトランプ次期大統領による関税に関する表明でしょう。トランプ氏は自身のSNSで「中国からのほぼ全ての輸入品に対して追加で10%の関税をかける」ことを表明。さらに、「カナダやメキシコについても2025年1月20日の就任初日に25%の追加関税を課すための大統領令に署名する」とも宣言。
トランプ氏はもともと関税強化の方針を発表しており、すでに市場は織り込み済みかなと思っていたのですが、現実的に発表されたことによるショックということですかね。しかも、もともと公言していた関税率よりも低めに設定した発言にも関わらず、これほどの株価下落とは…
貿易に関わる大手商社の株価は大きな影響を受けています。三菱商事をはじめ、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅。5大商社すべて下落。なかでも、三菱商事、三井物産、丸紅は2%超えの下落で際立っています。
バフェット銘柄として今年株価が急上昇した商社株ですが、ここへきて逆風が吹き始めました。ここを買い時と考えるのか、もうすこし待つのか、悩ましいところです。
ちなみに、私は先日、三菱商事の株をすこしだけ保有し始めています。今年の春に比べれば大幅に手頃感は出てきているものの、本格的な保有はもうすこし待ってからの方が良さそうです。やはり、2,500円まで待つのが賢い気がしますが、果てして結果はいかに… 動向をウォッチしていきたいと思います。
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