日本を代表する大手商社の三菱商事(8058)は本日8月28日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKa.N)の子会社ナショナル・インデムニティー・カンパニーが同社株を買い増し、保有比率が3月末時点の9.74%から10.23%へ上昇したと発表しました。同社がナショナル・インデムニティーからの報告を受け開示しました。

バフェット氏、日本の総合商社に強気姿勢
バークシャーは2020年から日本の大手商社5社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)への出資を開始。その後も段階的に買い増しを続け、2023年3月時点でいずれも7%超を保有していました。さらに、今年3月には関東財務局への報告書を通じ、持ち株比率をさらに引き上げたことが明らかになっています。
バフェット氏は2月に公表した年次「株主への手紙」で、「現金を抱えるよりも、優良株式を長期保有することが合理的」と強調。米国株を中心に投資方針を堅持する一方、日本の総合商社については「資源、食料、エネルギーを幅広く扱う強固なビジネスモデルを持ち、世界経済における安定的な収益源」と評価し、追加投資の可能性に言及していました。
10%上限の緩和で投資余地拡大
当初、バークシャーは各商社株について10%を上限としていましたが、昨年以降、商社側と協議し「適度に緩和する」ことで合意。これにより今回のように保有比率が10%を超えることが可能となりました。長期的な戦略的出資の色合いが一層強まっています。
三菱商事の配当金の10%以上はバフェット氏に入ることを考えると、すごい規模だなぁ、とあらためて実感。
株式市場への影響
バフェット氏による日本株への継続的な投資姿勢は、国内外の投資家心理にも追い風となっています。特に商社株は資源価格の変動や円安の恩恵を受けやすく、近年は株主還元強化策も相まって株価が堅調に推移。今回の発表を受け、三菱商事株価は急騰。一時前日比2.9%高の3345円を付け、年初来高値を更新しました。ちょうど昼休みのタイミングで報道が出たため、後場開始とともに買い注文が目立ちました。今後も市場で買いが集まりやすくなるとの見方が広がっています。
▼三菱商事 株価推移(2025年8月28日)

三菱商事 株価推移(2025年8月28日)
洋上風力発電事業撤退という追い風に加えて、バフェット氏という強い追い風も加わり、勢いを増す我らが商事!
そして、こうした追い風を背にして株主数も増加の一途を辿っております。特に新NISAによって個人投資家が増えていることも大きな影響を受けているでしょうね。
▼三菱商事-株主数の推移(2020年9月期-2025年3月期)

三菱商事-株主数の推移(2020年9月期-2025年3月期)
三菱グループのリース会社 三菱HCキャピタル社でもそうであるように、個人株主をたくさん抱えることは、安定感を増すことに繋がると思います。
今後の展望
市場関係者の間では、バークシャーが他の商社株についても同様に10%を超える出資を進める可能性が指摘されています。エネルギー・資源を軸とする商社の事業基盤は、世界的なインフレや資源需要の高まりを背景に今後も成長余地が大きいとされ、バフェット氏の長期投資戦略と合致するとの見方が強いでしょう。
私自身、昨年末から今年初頭にかけて、三菱商事の株を保有しはじめて、買い増しました(単元株20万円台前半で)。今年春以降、こうしてプラス情報が発信され、株価が上昇していることを考えますと、ナイスタイミングで買って良かったな、と実感しております。本日、単元株33万円台をつけておりますので、この短期間で10万円上昇したことになります。
▼三菱商事 株価推移(2024年5月~2025年8月28日)

三菱商事 株価推移(2024年5月~2025年8月28日)
もうすこしで三菱商事の株価が三井物産を追い抜きそう。
とはいえ、三井物産の株価も上昇しています。バフェット氏は三井物産株についても追加取得したことが明らかになっており、買いが優勢。三井物の広報担当者によると、追加取得はあったものの、議決権比率は10%に達していないとのことですが、いずれ10%を突破し適時開示する日も近いと思われます。
なお、念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

SHUN// 三菱商事の株主として、三菱商事株主総会に出席。2025年6月20日、ザ・プリンスパークタワー東京 地下2階コンベンションホールにて。(C) STOCK EXPRESS
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