大手私鉄会社「京浜急行電鉄株式会社(京急電鉄)」の株価が今朝(11月25日)、急騰しています。一時1,400円を上回り、前日終値(1,219.5円)から約15%も上昇したのです。
京急といえば、東京都心から横浜、横須賀方面へと運行している鉄道会社で、私も三浦海岸にドローンを飛ばしに出かける際によく利用しています。リゾート地に行く時に乗車するからか、私にとって良いイメージがあります。列車の色が、私の好きな赤だから、という理由もあるかもしれませんが。
京急の株価がなぜ上昇しているのか?
物言う株主(アクティビスト)として有名な旧村上ファンド系の投資会社が保有したという情報が広がったためだと思われます。
旧村上ファンドが京急の株を買い始めたのはつい最近で、まもなく保有比率が5%を超えるレベルまで上がってきているそうです。確かに9月末時点での京急 大株主リストにはないので、10月以降に急速に買いましているのでしょう。本当に直近のことなのでしょうね。5%近くの保有ということは、一気に第2位の大株主に躍り出ます。
ご参考までに【京急の大株主リスト】
※2024年9月末時点
日本カストディ銀行: 3.70% 10,204,000
日本生命保険: 3.35% 9,226,000
横浜銀行 :2.91% 8,028,000
明治安田生命保険 :2.07% 5,700,000
みずほ銀行: 1.98% 5,466,000
日本カストディ銀行(三井住友信託銀行退職給付信託口) 1.86% 5,120,000
西武鉄道:1.59% 4,383,000
日本カストディ銀行(みずほ信託銀行退職給付信託口): 1.45% 4,008,000
JPモルガン・チェース・バンク:1.26% 3,487,000
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この2位に旧村上ファンドが食い込んできていると。
今朝から株価が急上昇しはじめた京急。振り返ってみると、5年前には株価 2,000円を超えていたので、最近の株価が低すぎたという背景もあります。旧村上ファンドの登場で、まだまだ上げる余地はありそうです。
京急と京成の合併を模索か!?
なお、旧村上ファンドは京成電鉄の株も保有しています。保有比率は1%未満で京急ほどではないものの、今後買い増す可能性もあるでしょう。
京急と京成を合併させようと模索している可能性も考えられます。
というのも、旧村上ファンドは以前、阪急と阪神を統合させた事例もあります(2006年、阪急阪神ホールディングス)。この2社はライバル関係にあったにも関わらず、統合したため、市場を驚かせました。
東京都心から横浜・横須賀方面へと運行し、羽田空港へのアクセスを持つ京浜急行電鉄と、東京から千葉方面へ運行し、成田空港へのアクセスを持つ京成電鉄。この2社が合併すれば、一気に千葉から横須賀までを運行する巨大な鉄道会社が誕生することになります。かなり強いですよね!
京急京成HDが遂に誕生か!?
このような壮大な未来への思惑もはたらく中、京急の株価が急騰しているのと同時に京成電鉄の株価も今朝急騰しています。
私自身、京急愛用者であるにも関わらず、まだ株を保有していなかったため、”買っておけば良かった…”との思いにかられております(汗。
保有していた株主の皆様、おめでとうございます!
京急と京成、この2社の今後の動向をウォッチしていきたいと思います。
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