ZOZO創業者で、実業家として著名な前澤友作氏が立ち上げた「KABU& (カブアンド)」。電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバーなどのインフラ関連サービスの利用料金に応じて同社の未公開株と交換できる電子チケット「株引換券」を受け取ることができるのが大きな特徴です。生活で定期的に使用している費用が同社の株に変わるサービス。サービス開始となった11月20日からSNSで大きな話題になっています。
話題にしている人は、大きく分けると「素直にカブアンドの利用を始めた人」と「カブアンドの利用に疑問を呈している人」の2つに分かれている印象。疑問を呈している人を見てみると、もともと株取引をしていた経験者が多いと思います。カブアンドに疑念を抱いている人の発信力が強く、SNS上で炎上していると言ってもいいくらいの状態に… 前澤さんも躍起になって反論していますが、12月13日の金曜日の今日まで炎は消える気配なし。
せっかく画期的な取り組みなのに もったいないですよね。
なぜ、カブアンドは炎上しているのでしょうか?
以下に前澤さんの意見を簡潔に並べながら見てみましょう。
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>>> ごもっともだと思います!
前澤さんは以前から日本の国を大切にする考えを発信しており、実に真っ当なお考えだと思います。
また、株を保有することにより利益も得ることができるので、国民も豊かになると思うので、多くの人がどんどん株を持つべきだと、私も思います。
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>>> え???
(1)から(2)への繋がりが唐突すぎる印象を受けるのは、私だけでしょうか?
(1)で真っ当な意見を言い、国民のことを考えながら、(2)で前澤さんに都合がいい方向に無理やり結びつけていると思います。これが、炎上が止まらない根本的な原因ではないでしょうか?
今まで、私は生活費の支払いをau系のものに集約してきましたが、かなりのポイントをいただけます。そして、貯めたポイントで、配当利回りの良い企業の株を買ったりしています。三菱HCキャピタルやNTTなどは、単元株の価格もお手頃なので、貯まったポイントで買いやすいのです。
「生活費を株保有に変えていく」という視点で考えれば、こういうカタチもアリなはずです。
カブアンドも良い取り組みだと思いますし、今後が楽しみではありますが、今後どうなるかは未定。配当金が払われるのか、株価は上がるのか… これは まだまだわかりません。他の優良企業と見比べて、見極めてく段階。
なので、賢い消費者は、日々の生活費支払いをお得に現金化できるサービスを見極めて活用し、貯まった段階で、どんな株を買うかを見極めていけばいいのではないでしょうか?
もっとも、これを見極めるにはそれなりに力が必要なので、こういう判断が大変だと言う方は、オルカンなどに投資するのも良いでしょう。
前澤さんがカブアンドの炎上を防止するには、どのような伝え方をすれば良いのでしょうか?
上記の(1)にすこし付け加えつつ、
(2)の部分を修正して(3)を加える作業が必要かと思います。
私の案を下記に書いてみます。
また、株主になることで、労働以外のメリットも享受しましょう。
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そして、その貯まったポイントを現金化して、応援したい企業の株を買って株主になりましょう。
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こういう展開であれば、無理やり感がなく、前澤さんの私利私欲も薄められて、スムーズに話を聞いてもらえると思います。
せっかくの面白い取り組みなので、前澤さんが上手く伝えて、カブアンドを盛り上げていってほしいと思います。
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