
前週の東京市場では日経平均株価が一旦上昇に転じたかと思いきや、この3連休中に先物が急落。急速にリスクオフムードが強まっています。日経平均が大幅安となり、週末の休場を挟んで海外市場の下落圧力が蓄積された状態で、週明け相場への警戒感が一段と高まっています。またしても”ブラックマンデー”到来か、とささやく声も増えてきました。
一方で、中東情勢を巡っては新たな展開も浮上しており、市場は「恐怖」と「過剰反応」の狭間で揺れ動いています。以下にて詳しく見ていきましょう!!
日経先物急落、アルゴリズム主導の売りが加速
今回の下落局面では、CTA(商品投資顧問)などのアルゴリズム取引が主導的な役割を果たしています。米国株が主要なテクニカル指標である200日移動平均線を割り込んだことで、機械的な売りが一斉に発動し、その波及が日本市場にも及びました。
特に日経先物の急落は、感情ではなくルールに基づく売買が連鎖的に発生した結果とみられます。ボラティリティの上昇やトレンド転換シグナルに反応した売りが、短期的な下押し圧力を強めています。
ホルムズ海峡「日本船通過容認」が意味するもの
こうした中で注目されるのが、中東情勢に関する新たな動きです。イランのアラグチ外相はホルムズ海峡について、日本側との協議を経て、日本関連船舶の通過を認める用意があると表明しました。
エネルギー輸送の大動脈である同海峡の封鎖は、日本経済にとって重大なリスクとされてきましたが、「選択的通行」が現実となれば、最悪シナリオは後退する可能性があります。
実際に市場では原油価格が下落に転じており、供給懸念が一定程度緩和されている兆しも見られます。それにもかかわらず、日本株が強く売られている現状には、地政学リスクを過度に織り込んだ側面があるとの指摘もあります。
トランプ関税と政策転換期待
さらに市場では、米国の関税政策を巡る思惑も交錯しています。これまでのパターンでは、強硬な関税方針が示された後、市場の混乱を受けて政策が緩和されるケースが繰り返されてきました。
足元はその「転換前夜」との見方もあり、今後の日米首脳会談などを契機に政策修正が行われれば、急速なセンチメント改善につながる可能性があります。
需給の歪みが生む「急落と急反発」の両面
現在の日本市場は、需給面でも大きな転換点にあります。高値圏で積み上がった個人投資家の信用買い残が整理途上にあり、週明けには追証回避の売りが集中する可能性が指摘されています。
ただし、この強制的な売りが一巡すれば、市場には「売り手不在」の状態が生まれる可能性があります。そこに機関投資家の買い戻しが入れば、短期間で数千円規模の反発が起きるシナリオも現実味を帯びます。
分岐点に立つ日本株市場
現在の相場は、パニック的な下落が継続するか、それとも急反発に転じるかの分岐点にあります。地政学リスク、政策動向、そして需給構造が複雑に絡み合う中で、市場の方向性は極めて流動的です。
投資家にとって重要なのは、短期的な恐怖に流されることなく、冷静に状況を見極める姿勢です。ホルムズ海峡を巡る動向や政策イベント、先物市場の動きなどを注視することで、現在の市場の歪みを捉えることが、中長期的な投資判断において重要な鍵となりそうです。
3連休明けの3月23日 月曜日が、通常のマンデーとなるのか、もしくは、ブラックマンデーとなるのか… 注目したいと思います。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
株主視点での経済ニュースサイト「STOCK EXPRESS」
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【Dear Overseas Investors: Summary in English】
Japan Stocks Face Selloff Risk but Rebound Scenario Emerges on Hormuz Exception
Japanese equities are under pressure as Nikkei futures dropped below the key 50,000 level, raising fears of a sharp selloff at the start of the week. The decline has been driven largely by algorithmic selling, triggered by U.S. market weakness and technical breakdowns.
However, a potential counterforce is emerging. Iran signaled it may allow Japanese-linked vessels to pass through the Strait of Hormuz, easing concerns over energy supply disruptions. Oil prices have already retreated, suggesting worst-case geopolitical risks may be fading.
At the same time, market participants are watching for possible shifts in U.S. trade policy, as past patterns suggest tariff tensions could soften after market stress.
With heavy margin selling likely in the near term, the market faces downside volatility. But once forced selling subsides, a sharp rebound driven by short covering and institutional buying could follow, creating a highly asymmetric risk-reward setup for investors.
Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.





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