【ファーストリテイリング決算】営業利益36%増・通期予想を上方修正!世界のユニクロが牽引、6期連続最高益へ前進

【ファーストリテイリング決算】営業利益36%増・通期予想を上方修正!世界のユニクロが牽引、6期連続最高益へ前進 株式劇場

過去最高業績を更新、海外ユニクロが圧倒的な成長エンジンに

ファーストリテイリング(東証プライム・9983)は7月9日、2026年8月期第3四半期(2025年9月~2026年5月)決算を発表しました。売上収益は3兆651億8200万円(前年同期比17.1%増)、営業利益は6143億8900万円(同36.2%増)、親会社に帰属する当期利益は4260億7700万円(同25.6%増)となり、いずれも過去最高水準を更新しました。
営業利益率も前年同期の17.8%から21.2%へ大幅に改善し、売上総利益率は54.9%まで上昇しました。販管費率も35.6%へ改善しており、売上拡大だけでなく、収益性向上も同時に実現した決算内容となっています。
今回の決算では、ユニクロ事業が国内・海外ともに好調だったことが全体業績を押し上げ、世界各地域でブランド力と収益力の高さを改めて示す結果となりました。以下にて詳しく見ていきましょう!!

通期業績を上方修正、純利益5000億円へ

今回の決算とあわせて、会社は2026年8月期通期業績予想を上方修正しました。
親会社株主に帰属する当期利益は従来予想の4800億円から5000億円へ引き上げられ、前期比15.5%増となる見込みです。営業利益予想も7000億円から7300億円へ、売上収益も3兆9000億円から3兆9700億円へそれぞれ増額修正されました。
市場コンセンサス(QUICK予想約5000億円)とほぼ同水準ながら、会社自ら業績見通しを引き上げたことで、世界的な事業拡大への自信がうかがえます。
この予想が実現すれば、純利益は6期連続で過去最高を更新することになります。

国内ユニクロは機能性商品がヒット、既存店売上は約10%増

国内ユニクロ事業は、売上収益8676億円(前年同期比8.3%増)、事業利益1729億円(同15.1%増)と堅調な成長を維持しました。
トレンドを取り入れたボトムスやイージーパンツに加え、UVカットパーカーなど季節需要を捉えた機能性商品の販売が好調でした。

ユニクロ 渋谷道玄坂店/2026年5月16日。撮影:STOCK EXPRESS編集部(Photographer: SHUN)

ユニクロ 渋谷道玄坂店/2026年5月16日。撮影:STOCK EXPRESS編集部(Photographer: SHUN)

さらにゴールデンウィークや感謝祭セールも好調に推移し、既存店売上高は9.9%増を記録しました。
利益面では、人件費率や賃借料率の改善により販管費率が低下し、売上拡大以上の利益成長につながっています。

海外ユニクロが急成長、中国・北米・欧州・韓国が牽引

今回の決算で最も注目されたのが海外ユニクロ事業です。
売上収益は1兆8340億円(前年同期比25.9%増)、事業利益は3453億円(同45.4%増)と、全社成長の最大の原動力となりました。
中国ではマーケティング強化と夏物商品の販売拡大により既存店売上が増加。UVカット商品やUT、イージーパンツなどが人気を集めました。
韓国ではウィメンズだけでなくメンズ・キッズ商品もSNSを通じて話題となり、2桁増収増益を達成しました。
香港・台湾でもミニTシャツやバギーバレルレッグジーンズが好調に推移。さらに東南アジア、インド、豪州、北米、欧州も揃って2桁成長を記録するなど、地域を問わず世界的なブランド力の高さが際立っています。

世界各地で旗艦店を拡大、ブランド価値向上へ

店舗戦略も順調に進んでいます。
北米ではシカゴ旗艦店をはじめ、ニューヨークやボストンなど計6店舗を新規出店しました。
欧州では英国ブリストルやオランダ・ユトレヒトなど新たな都市へ進出し、計4店舗を開設しました。
さらに韓国・明洞ではグローバル旗艦店をオープンするなど、ブランドの象徴となる大型店舗を積極的に展開しています。
店舗網拡大によって認知度向上と収益拡大の好循環が続いており、今後の中長期成長を支える重要な投資となっています。

GUも利益率改善、収益体質を強化

GU事業も着実な改善を見せました。
売上収益は2656億円(前年同期比3.7%増)、事業利益は321億円(同28.0%増)となりました。
バレルアンクルパンツやシアーTシャツ、バレエスニーカーなどトレンド商品が販売を牽引したほか、素材調達コストの改善や在庫適正化による店舗運営の効率化が利益率向上に寄与しました。
売上以上に利益が伸びている点は、収益構造が着実に改善していることを示しています。

グローバルブランド事業は課題残るも構造改革進展

一方、セオリーやコントワー・デ・コトニエなどを含むグローバルブランド事業は、売上収益963億円(前年同期比4.2%減)、事業利益19億円(同33.4%減)とやや苦戦しました。
ただし、セオリーは米国で値引率が改善し利益率が向上。プラステもメンズ商品やEC販売が好調で増収増益を達成しました。
また、コントワー・デ・コトニエ/プリンセス タム・タムでは不採算店舗の整理を進め、店舗数を前年の144店舗から77店舗まで削減。赤字幅は縮小しており、構造改革は着実に進展しています。

投資家として注目するポイント

今回の決算は、世界中でユニクロブランドの成長力が改めて証明された内容といえます。
国内市場が成熟する中でも機能性商品やマーケティング戦略によって着実な成長を維持し、海外では中国・北米・欧州・韓国など幅広い地域で高成長を継続しました。
さらに、通期業績予想の上方修正により、6期連続となる過去最高益更新への期待も一段と高まっています。
グローバルブランド事業にはなお改善余地が残るものの、ユニクロを中心とした高収益体質と世界的な店舗拡大戦略は引き続き評価材料となりそうです。
今後は、海外での出店拡大ペースや、中国市場の需要動向、為替の影響、そして秋冬商戦の販売動向が株価を左右する重要なポイントとして注目されます。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

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【Dear Overseas Investors: Summary in English】

Fast Retailing Raises Full-Year Forecast After Strong Q3 Results Driven by Global UNIQLO Growth

Fast Retailing reported strong results for the first nine months of FY2026, with revenue rising 17.1% year on year to ¥3.07 trillion and net profit increasing 25.6% to ¥426.1 billion. Operating profit surged 36.2%, supported by higher margins and strong demand across all UNIQLO markets.

The company also raised its full-year forecast, expecting net profit of ¥500 billion, up from the previous ¥480 billion estimate. If achieved, this would mark a sixth consecutive year of record earnings.

Overseas UNIQLO remained the main growth driver, delivering nearly 26% revenue growth and more than 45% profit growth. China, North America, Europe, South Korea, and Southeast Asia all posted strong performances, while continued flagship store openings strengthened the brand’s global presence.

The results reinforce Fast Retailing’s position as one of the world’s fastest-growing global apparel retailers, with investors closely watching further overseas expansion and sustained earnings momentum.

Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.

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語り手は、SHUN
渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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