上場予定日:2025年10月23日/証券コード:436A
東京証券取引所は2025年9月18日、サイバーソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 界宏氏)のグロース市場への新規上場(IPO)を承認しました。上場予定日は2025年10月23日です。
同社は、メール無害化や脅威防御、情報漏洩対策を含む「セキュリティソリューション事業」、およびビジネスチャットやグループウェアなどの「コミュニケーションソリューション事業」を展開し、デジタルコミュニケーション&サイバーセキュリティ領域に特化しています。2025年4月期の売上高は31億26百万円、経常利益は11億92百万円と堅調な業績を示しています。
公開価格・スケジュール
・仮条件提示:10月6日
・ブックビルディング期間:10月7日~10月14日
・公開価格決定:10月15日
・購入申込期間:10月16日~10月21日
・払込日:10月22日
・上場日:10月23日
想定発行価格は1,380円で、調達予定資金は約42.4億円とされています。オファリングレシオは19.5%で、売出株の比率が全体の70.8%を占める点が特徴です。既存株主の一部(VCなど)が売却する一方、180日間のロックアップが設定されており、短期的な需給リスクと安定要素が交錯しています。
主幹事・引受証券
・主幹事:大和証券
・引受団:丸三証券、SBI証券、岩井コスモ証券、岡三証券、マネックス証券、楽天証券、あかつき証券、SMBC日興証券、東海東京証券、松井証券、広田証券
サイバーソリューションズのビジネスモデルと成長戦略
同社は「ファブレス経営」により、開発業務を外部パートナーに委託し、固定費を抑制することで高収益体制を実現しています。2025年4月期には税引前利益率39%という高水準を達成しました。また、安定収益が見込めるコミュニケーション分野と、成長期待の大きいセキュリティ分野を組み合わせる「ハイブリッド経営」を戦略としています。
さらに、巨大IT企業とは正面から競合せず、ニッチ市場の需要に対応する「ノースリー論理」に基づき、日本市場における強固なポジションを築いています。実質解約率がマイナスを示し、売上の95%をサブスクリプション収益が占める点も安定性の高さを裏付けています。
投資上の注目点
サイバーソリューションズは、デジタルコミュニケーションとセキュリティという成長分野を軸に、ファブレス経営による高収益モデルを確立してきました。IPOを通じた調達資金はさらなる成長の原動力となる可能性があります。一方で、外部委託依存やセキュリティリスクなどの不確実要素も存在し、投資判断においては両面を冷静に見極めることが重要でしょう。
なお、サイバーソリューションズは高い収益性と成長性を誇る一方で、以下のリスクも指摘されていますので、念のため、把握しておきましょう。
・特定パートナー企業への依存:製品開発を委託する台湾企業への依存度が高い。
・サイバー攻撃リスク:2024年には不正アクセス事案も発生。
・特定製品依存:クラウドメールサービス「サイバーメール」への売上依存が大きい。
・経営者依存:創業者・林社長への依存度が高い。
・希薄化リスク:新株予約権による潜在株式比率は最大9.42%。
ただ、今後需要が増す事業でもありますよね。特に10月4日に投開票が行われる自民党総裁選で高市早苗氏が総裁になった場合、国防の一環でサイバーセキュリティー事業を強化する方針となるので、サイバーソリューションズにも追い風になるかもしれません。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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