株式劇場

自動車株

【ホンダ決算発表】4~6月期営業益は過去最高の5307億円 通期予想を上方修正、二輪の高収益と円安が追い風

ホンダの2027年3月期第1四半期は、売上収益が前年同期比13.5%増の6兆615億円、営業利益が117.4%増の5307億円、純利益が129.3%増の4509億円となり、営業利益と純利益は四半期として過去最高を更新しました。インド・ブラジルで販売を伸ばした二輪事業が高収益を確保し、北米のハイブリッド車需要や円安も利益を押し上げました。通期純利益予想は2600億円から4000億円へ上方修正しましたが、主因は想定為替レートを1ドル=155円へ見直したことです。中国での販売不振、EV戦略転換に伴う5200億円の損失、熊本地震による生産停止が今後のリスクとなります。
金融業界株

SBI新生銀行が地銀20行超と大型融資で新連合、「第4のメガバンク」構想に新展開

SBI新生銀行は、全国20行超の地方銀行と連携し、M&Aやデータセンター、発電所などを対象に、総額1000億円超の協調融資を手掛ける見通しです。常陽銀行や山陰合同銀行に加え、米投資ファンドKKR、農林中央金庫も参加する予定です。SBI新生銀行が仕組み融資や案件組成のノウハウを提供し、地銀は地域の案件発掘や取引先情報の共有を担います。地銀は大型案件への主体的な参画と手数料収入の拡大が期待でき、企業側も資金調達の選択肢が広がります。今回の連携は、資本関係のない地銀も取り込むSBIグループの「第4のメガバンク」戦略の進展として注目されます。一方、投資家は今後、案件獲得の実績や収益貢献に加え、大型融資の拡大に伴う信用リスクや与信集中にも注意する必要があります。
半導体関連銘柄

イビデン株が23%急騰、AI向けICパッケージ基板が成長加速 業績予想を大幅上方修正し最高益へ

イビデン(4062)は、2027年3月期第1四半期の好決算と通期予想の大幅上方修正を受け、8月5日の株価が一時23.5%上昇しました。4~6月期は売上高が前年同期比26.4%増の1,232億円、純利益が40.8%増の179億円となりました。生成AI・汎用サーバー向けICパッケージ基板の需要拡大や、大野事業場の安定稼働、円安が寄与しました。通期純利益予想は580億円から過去最高の840億円へ引き上げられ、市場予想も上回りました。スイッチIC向け需要の拡大も見込む一方、為替変動やデータセンター投資の減速には注意が必要です。同社は9月30日を基準日とする1対2の株式分割も予定しています。
自動車株

【マツダ決算】4~6月期は純利益296億円へ黒字転換、売上高は過去最高!新型CX-5と円安がけん引も、通期据え置きで株価は3%安

マツダが発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月期)決算は、売上高が前年同期比16.9%増の1兆2857億円となり、第1四半期として過去最高を更新しました。営業損益は328億円、純損益は296億円の黒字に転換し、純利益は市場予想の187億円を上回りました。出荷台数の増加や車種構成の改善、米国の関税負担軽減、円安、コスト削減が収益を押し上げました。新型CX-5の受注も日本と欧州で計画を上回り、第2四半期以降の本格貢献が期待されます。一方、通期の純利益予想900億円と世界販売132万4000台の計画は据え置きました。好決算でも上方修正がなかったことが失望され、株価は前日比2.8%安で取引を終えました。
株式劇場

日本製鉄、純利益2900億円へ上方修正!USスチールが初の利益貢献、米国事業が新たな「稼ぎ頭」に

日本製鉄は、2027年3月期の連結純利益予想を従来の2200億円から2900億円へ上方修正しました。前期比約17倍となり、市場予想も上回ります。売上収益は11%増の11兆2000億円、事業利益は23%増の6300億円を見込みます。2026年4~6月期は売上収益が40%増の2兆8211億円、最終損益は752億円の黒字へ転換しました。買収後初の利益貢献となったUSスチールが業績をけん引し、通期の実力ベース事業利益予想を1800億円以上へ800億円引き上げています。一方、国内事業は需要低迷や中国の過剰供給、中東情勢に伴うコスト増が重荷です。今後は米国事業の収益持続性と、鋼材値上げや名古屋製鉄所の新設備による国内事業の回復が焦点となります。
株式劇場

【ヤマハ発動機決算】通期純利益を1700億円へ70%上方修正、前期比10.6倍!インド・東南アジアの二輪車販売と円安がけん引、株価は13%高

ヤマハ発動機は、2026年12月期の連結純利益予想を従来の1000億円から1700億円へ70%上方修正しました。前期比10.6倍となり、市場予想の1129億円も大きく上回ります。売上収益は2兆9000億円、営業利益は2600億円を見込みます。上期は売上収益が前年同期比17.2%増の1兆4979億円、純利益が2.1倍の1139億円となり、過去最高を更新。インドや東南アジアを中心とした二輪車販売の拡大、価格転嫁、経費削減、円安が寄与しました。原材料高や米国関税の影響はあるものの、販売・為替効果が上回る見通しです。発表後、株価は一時16%高となり、終値も13%高の1511円でした。年間配当予想は50円を据え置いています。
自動車株

【トヨタ自動車決算】4~6月期純利益は76%増の1兆4770億円!通期予想を3兆2500億円へ上方修正、最大1兆円の自社株買いも発表

トヨタ自動車の2027年3月期第1四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比10%増の13兆5254億円、純利益が76%増の1兆4770億円となりました。一方、資材価格や人件費、開発費の増加などが重荷となり、営業利益は9%減の1兆634億円、営業利益率は9.5%から7.9%へ低下しました。通期予想は円安や堅調なハイブリッド車需要を踏まえ、純利益を3兆円から3兆2500億円、営業利益を3兆円から3兆4000億円へ上方修正。ただし、純利益予想は市場予想の約3兆6330億円を下回ります。あわせて最大1兆円の自社株買いと2億株の消却を発表し、積極的な株主還元姿勢を示しました。
自動車株

【三菱自動車工業決算】4~6月期営業利益は80%増の101億円、円安・売価改善が寄与!世界販売8%減も通期900億円を維持、新型「パジェロ」で巻き返しへ

三菱自動車工業の2026年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比2%増の6199億円、営業利益が80%増の101億円、純利益が91%増の14億円となりました。中東情勢の悪化やアセアン、欧州などでの販売低迷により、世界販売台数は8%減の17万9000台でしたが、円安効果や売価改善、米国関税負担の縮小が利益を押し上げました。ただし、純利益と経常利益は市場予想を下回っています。2027年3月期通期は、売上高3兆2600億円、営業利益900億円、純利益250億円の従来予想を据え置きました。今後は「デスティネーター」や「エクスフォースHEV」の展開に加え、今秋投入予定の新型「パジェロ」による販売回復が焦点です。
自動車株

【日産自動車決算】4~6月期は8四半期ぶり最終黒字、営業利益779億円へ急回復!「Re:Nissan」で600億円削減、米国販売も好調

日産自動車の2026年4~6月期決算は、売上高が前年同期比9.5%増の2兆9,642億円、営業損益が779億円の黒字となり、前年同期から1,570億円改善しました。最終利益は38億円と8四半期ぶりに黒字転換し、市場予想の赤字も上回りました。円安や米国販売の伸びに加え、構造改革「Re:Nissan」による600億円のコスト削減が寄与しました。通期の営業利益2,000億円、最終利益200億円の予想は据え置く一方、中国市場の低迷を受け、世界販売計画を330万台から315万台へ下方修正しました。自動車事業はなお83億円の赤字で、フリーキャッシュフローも3,239億円のマイナスです。今後は一時的な利益や円安効果に頼らない収益改善と、現金流出の解消が焦点となります。
株式劇場

【伊藤忠商事決算】4~6月期純利益は過去最高の2937億円、基礎収益38%増!3000億円の自社株買いも決定

伊藤忠商事の2026年4~6月期連結純利益は前年同期比3.5%増の2937億円となり、第1四半期として2年連続で過去最高を更新しました。市場予想の2643億円も上回りました。一過性損益を除く基礎収益は38%増の2495億円で、機械、金属、エネルギー・化学品、繊維、食料など全セグメントが増益。日立建機やデサント、ファミリーマートの好調に加え、資源価格上昇と円安も寄与しました。通期純利益予想は9500億円を据え置き、進捗率は30.9%です。併せて最大3000億円の自社株買いを決定。米航空機リース大手ACGへの50%出資も発表し、航空関連事業を新たな収益の柱に育成する方針です。