半導体関連銘柄 なぜ、ソフトバンクGはTSMC株を72%削減したのか――半導体弱気ではなく、OpenAIへ資金を振り向ける「AI投資の選択と集中」
ソフトバンクグループは2026年4~6月期にTSMCのADRを198万5,000株から56万5,000株へ減らし、保有数を約71.5%削減しました。ただし、13Fに記載された約2億6,980万ドルは残存株の6月末評価額であり、売却代金ではありません。個別の売却理由は開示されていませんが、OpenAIへの総額300億ドルの追加投資や、AIインフラ、ロボティクスなどへの資金需要を踏まえると、上場株を現金化して戦略資産へ振り向ける資金再配分との見方が有力です。TSMCを全株売却したわけではなく、半導体弱気というより、AIハードウェア株の直接保有からAIモデルやプラットフォームへの「選択と集中」を示す動きと考えられます。今後は追加の資産売却、借入金の借り換え、LTVや手元流動性の変化が焦点です。