住友グループ なぜ住友商事は航空機リース事業を拡大するのか?――世界首位「2000機超」を視野、航空機不足と経年機市場を取り込み利益500億円へ
住友商事は、エアリース買収で形成した約1700機の航空機リース基盤をさらに拡大し、管理・発注機数を世界首位となる2000機超へ引き上げる方針です。ボーイングやエアバスの生産遅延で新造機不足が長期化するなか、製造から10~15年を超える経年機の仕入れを本格化します。リースに加え、機体売却、エンジン・部品販売まで収益機会を広げ、民間航空機部門の事業利益を2026年度の約400億円から2030年度に500億円へ伸ばす計画です。一方、規模拡大には金利上昇、航空会社の破綻、中古機価格下落、買収価格や資本効率の悪化といったリスクもあります。投資家には機数だけでなく、投下資本利益率やキャッシュフロー、経年機事業の採算性を見極める視点が必要です。