MS&ADインシュアランスグループホールディングス 政策保有株ゼロ時代のMS&AD、米キャピタル・グループが約9%取得――海外マネーが問う成長力と資本効率
MS&ADインシュアランスグループホールディングスでは、米資産運用大手キャピタル・グループが発行済み株式の約9%を取得し、主要株主に浮上したとみられます。トヨタ自動車が保有全株を売却するなど、政策保有株の縮減を背景に株主構成が変化するなか、同社は海外IRを強化しています。今後は、政策株売却で得た資金を成長投資や株主還元へどう配分し、2031年3月期までにROE12%という目標を実現するかが焦点です。海外株主の増加は資本効率改善への期待を高める一方、計画未達時には資金流出を招く可能性もあります。本業の持続的な利益成長、規律ある資本配分、海外事業の収益性、還元方針の具体化が、中長期的な株価評価を左右しそうです。