株式投資における「簿価」と「時価」の違い

株式投資における「簿価」と「時価」の違い

1. 簿価とは

簿価(ぼか)とは、株式を取得したときの購入価格(取得原価)を基準にした評価額のことです。企業の会計上では、この簿価で資産として計上されます。

・例:ETFを1口1万円で購入した場合、その株式は「簿価1万円」として帳簿に記録されます。
・特徴:価格変動の影響を受けず、購入時点の価額が基準。

簿価を見ることで、「過去にいくらで投資したか」がわかります。

2. 時価とは

時価(じか)とは、現在の市場価格に基づく評価額のことです。実際に売買する際に得られる価値を反映しています。

・例:同じ株式が現在の市場で1万5千円になっていれば、その株式の「時価」は1万5千円です。
・特徴:市場の需給や経済状況によって日々変動する。

時価を見ることで、「今売ったらいくらになるか」がわかります。

3. 投資家にとっての意味合い

・簿価は、投資の原価を示し「いくらで買ったのか」を確認するための指標です。
・時価は、現在の評価額を示し「いま売却したらどのくらい利益や損失が出るか」を判断するための指標です。

つまり、**簿価と時価の差=含み益(または含み損)**を表します。

・簿価=購入時点の価格
・時価=現在の市場価格

両者の差が、投資成果(含み益・含み損)を決めるカギと言って良いでしょう。

実際の投資判断への活用の場面では、
・投資家は時価を基準に利益確定や損切りを判断します。
・一方で、簿価は長期投資のパフォーマンスや資産管理の基準として役立ちます。

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