明日4月7日 月曜日は、ほぼ確実に「BLACK MONDAY(ブラックマンデー)」になることでしょう。昨年の夏にも月曜日の株価暴落があり、「令和のブラックマンデー」などと呼ばれていましたが、今回は2025年になって最大のマンデーかと思いますので、「ブラックマンデー2025」とでもネーミングしましょうか。
要因としては、トランプ米国大統領の関税政策に端を発したもの。世界中が混乱しており、VIX指数も急上昇。まだまだ収まる気配はありません。東京株式市場も先週金曜日(4月4日)に大きく下げた後、後場終了後に中国が米国への報復関税をかけるとの報道があり、日経先物がさらに大きく下落し、1,600円下げています。
そして、4月5日に一律関税10%が始動。
総悲観モードまであと一歩といったところでしょうか。
さらに、まだ続きます。相互関税の実際の発動が4月9日 水曜日、さらには、4月10日木曜日に中国が米国に34%の追加関税発動。これに対し報復関税が取られる可能性も高いです。ということもあり、そこまでは株価も落ち続ける傾向があるでしょうね。
BLACK MONDAYの先にBLACK TUESDAYがBLACK THURSDAY待っているかもしれません。。
なので、ブラックマンデーで株価が暴落しているのを見て、バーゲンセール状態になった株を買うのは、まだ早いかなと思います。月曜が過ぎた後、一旦上げ始めるかなと思いきや、その後に二番底が待っている可能性は高いと思います。特に今回の場合は。
株をやっている人なら誰しも知っている「Don’t pick up a dropped knife(落ちているナイフは拾うな)」という格言を、ここでもう一度確かめた方がいいでしょう。株価が落ち切ったのを確認してから拾うようにしていきたいものです。底まで待ち続けられる辛抱強さが必要な局面です。
”底”までいき、総悲観モードになったと感じた時が、私が動き始める時です。
その時こそ、ウォーレン・バフェット氏の名言「Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful.(他人が貪欲なときは恐れ、他人が恐れているときは貪欲になれ)」を思い出したい時です。
ちなみに、
1987年の元祖「ブラックマンデー」の際の株価暴落率は、-34%。
2000年「ITバブル崩壊」の際は、-49%
2007年「リーマンショック」の際は、-56%
最近の2020年「コロナショック」の際は、 -34%。
果てして、今回は…
そして、
1987年の元祖「ブラックマンデー」の際に株価回復までに要した時間は約2年。
「ITバブル崩壊」の際は約7年。
「リーマンショック」の際は約4年。
「コロナショック」の際は約5ヶ月。
… それなりの期間はかかりますよね。
現在、総悲観モードに突入しつつある株式市場。確かに当面は下落局面が続くと思います。ただ、今までの暴落劇を見ても明らかなように、ずっと落ちっぱなしのことはなく、今まで100%復活してきました。今回の暴落も将来的には回復へと歩み始めると思います。
今回の関税施策は、関税不均衡を正すべく、トランプ大統領が施策を始めたので、各国首脳が交渉し、いずれ関税ゼロへと向かっていくのではないでしょうか。実際、ベトナムはアメリカとの関税ゼロへの準備を進めているとの報道がありましたし、イーロンマスクもその様な理想像を語っています。関税ゼロへと向かえば、今までよりも一層世界の状態は良くなるのであり、株価も上昇へと向かう可能性が高いでしょう。
なので、買うのを焦らないようにしつつ、買い場を見極めて、買っていきたいものです。特に私のように配当金メインの投資をしている方々にとっては、「含み益がいくらになるか」ということよりも「年間配当金がいくらになるか」が軸なわけで、このピンチをチャンスに変えるべく、高配当銘柄の持ち株を着実に増やす機会を虎視眈々と狙っていきたいものです。
投資家の皆さん、このピンチをチャンスに変えて生き延びましょう!
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